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すらりん日記

2011/03/25(金) USBチューナー(KTV-FSUSB2 K1102)でTS抜く! 前編

録画環境

デバイスを入手

  • 接続がUSBタイプ
  • 地デジ放送をTS抜きできる
  • 現在も比較的手に入るもの
という条件で、デバイスを探していました。
その結果、『KEIAN KTV-FSUSB2』という機器が該当したので帰り道に買ってきました。

このデバイスは、若干の改造は必要としますが、
今も手に入る、という点はメリットでしょう。

注意事項

どうもこのデバイスはS/Nによって方法がいくつかあるようです。
泡版と呼ばれるものは、泡を削る点が難しそうです。
今回、自分が手に入れたものは K1102 版でした。

K1102版では泡を削る必要はなく、抵抗 or IC の足切断だけで済むため楽です。
難しいポイントは、ケースのネジをうまく回すことくらいでしょうか。
さらにこのネジについてですが、
ダイソーで買った10本ドライバーセットのプラスドライバがぴったりでした。
力を入れて、ゆっくり回すようにすれば問題なく外せました

手元の動作環境について

  • Windows7 Ultimate (x64)
  • KTV-FSUSB2 S/N K1102からはじまるもの
この環境にあわせて以下の説明を書いています。
必要に応じて読み替え、対処を行ってください。

なお、この手順を行う場合には自己責任でお願いいたします。
あくまで私はうまくいっているという情報です。

1. デバイスの改造

DTV関係ツールのアップローダに掲載されている
"FSUSB2 K1102の処理ポイント" を参考に、抵抗 or ICの足を切断します。

今回は、サルベージポイントの処理は行いません。

以下の作業を行うに当たり、
http://mypcmemo.web.fc2.com/fsusb2nox1.html
の記事を参考にさせていただきました。

2. 準備

まずはファームの書き換えに使うツールや設定ファイルを準備します。
WinUSB Driver 1.7ベースの泡版ファーム書き換え用ツール詰め合わせ(up454.zip)というものを DTV関係ツールからダウンロードして適当な場所に展開します。

また、ダウンロード後は本家?のページ
http://tri.dw.land.to/fsusb2n/ も読んでおいたほうがよいと思います。
このページから BonDriver もダウンロードできるので、
この時点でダウンロードしておいてもよいかもしれません。
(今回の説明では、ダウンロードは後回しにします)


なお、デバイスは準備が完了するまでPCに接続しないでおきます。

3. ファイルの編集

up454.zipを展開した後、K1102 対応させるために
いくつかのファイルを書き換えます。

ktv-fsusb2.inf

WinUSB_1.7_*** というフォルダがあります。
(この *** の部分は自分のOS環境にあったもの)
このフォルダを開き、その中にある ktv-fsusb2.inf をテキストエディタで開きます。

そして、
[MyDevice_WinUSB.NTx86]セクションと
[MyDevice_WinUSB.NTamd64]セクションの部分を以下のように編集します。
[MyDevice_WinUSB.NTx86]
%USB\MyDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_0511&PID_0029
%USB\MyDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_0511&PID_003B
%USB\SalvageDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_EB1A&PID_2874

[MyDevice_WinUSB.NTamd64]
%USB\MyDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_0511&PID_0029
%USB\MyDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_0511&PID_003B
%USB\SalvageDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_EB1A&PID_2874
初期状態と変わるのは、
%USB\MyDevice.DeviceDesc% =USB_Install, USB\VID_0511&PID_003B
という行を追加しただけです。

KTV-FSUSB2.pat

展開したフォルダのトップに、KTV-FSUSB2.patというファイルがあります。
これをテキストエディタで開き、編集します。

11行目に、 0000006A: 3B 29 という行を追加します。
周辺行を含めて以下に記載します
00000020: 07 06
00000021: 9A 87
0000006A: 3B 29 ← 追加した行
000001AB: 42 38
000001AD: 11 10

4. ファームウェアの書き換え

自分の環境に合わせた WinUSB_1.7_*** というフォルダ内にある
dpinst.exe を実行します。

ドライバーインストール途中で、セキュリティの警告が出たりしますが、
問題ないのでインストールを続行します。

この時点でようやく KTV-FSUSB2 をPCに接続します。
接続するとドライバのインストールが自動で行われます。
デバイスマネージャーを開き、
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」の中に、
"ISDB-T DTV Tuner KTV-FSUSB2" が存在することを確認できます。

4.1 外ROMの無効化

up0454を展開したフォルダにある、 fwtool.exe を実行します。
すると、リストにデバイスが出てくるので、図にあるようなデバイスを選択して、拓のボタンを押します。

※この図は K1102用です。
他のロットだと紫の部分が異なる値になっています

devopen.png

そして、デバイスを開いたあとは以下のようなウィンドウが開きます。

devinfo.png

このウィンドウの右側で表示されている項目が上記の図と同じかを確認します。
CRC32の値は注意してみておく必要があります。
K1102だけど、この値ではない、というような場合この後の処理はできません。
別の対処法が必要になってくると思います。

同じ場合には、「外ROM無効化」ボタンを押します。
完了したら、デバイスをPCから取り外します。

4.2 ドライバの更新

再度、デバイスをPCに接続します。
今度は、デバイスの認識が先ほどと異なります。

デバイスマネージャを開いて、ヒューマンインターフェースデバイスの部分を確認します。
ここで、「USB入力デバイス」と名前が付いているものの中から、
[プロパティ]→[詳細] と表示させて、ハードウェアIDが以下の画面と同じになるようなものを見つけます。

devdrv.png


見つけたら、[ドライバー]タブから[ドライバの更新]を選択します。
あとは、画面の指示通りにドライバをインストールしていきます。
  1. "コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索します"
  2. "コンピュータ上のデバイスドライバーの一覧から選択します"
  3. "このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバーを選択してください"の画面では、 EEPROM Writer(KTV-FSUSB2) を選択します。
正常にインストールされると、デバイスは、
"サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ"の中に、
"EEPROM Writer(KTV-FSUSB2)"という項目で現れてきます。

これを確認してください。

4.3 本体ファームウェアの取り出し

fwtool.exe を起動します。
そして、前回と同じようにデバイスを開きます。

devinfo2.png

図と同じ CRC32 の値が表示されているか確認してください。
同じならば、"File書出[0]=26h"のボタンを押して、ファイル名 eeprom.bin として保存します。

4.4 ファームウェアにパッチ適用

取り出した eeprom.bin を up0454.zipを展開したフォルダにコピーします。
コピーの時に、元々のファイルを eeprom_original.bin として残しておいた方がいいかもしれません。

そして、同フォルダにある quickbe.exe を起動します。
[ファイル]->[パッチファイル実行]を選びます。

あたらしくウィンドウが開くので、
パッチファイルとして、KTV-FSUSB2.pat を選択します。
その後、実行ボタンを押してファイルを書き換えます。
書き換えが完了したら、quickbe を終了します。

4.5 パッチ適用後のファームウェアを書き込む

fwtool.exe を起動します。今まで同様に、デバイスを開きます。
そして、今度は "Original書込" のボタンを押します。

書き込み経過が出てきますが、最後に完了と表示されていることを確認しておきます。

続いて、"Patch書込"ボタンを押します。
完了というメッセージが出ていることを確認したら、
fwtool.exe を終了し、デバイスをPCから取り外します。

4.6 パッチ済みファームの起動確認

先ほど取り外したデバイスを、再接続します。
今度は、デバイスマネージャーで以下に示す図のようになっているか確認します。

devdrv2.png

問題がなければ、fwtool.exe を再度起動します。
同様にデバイスを開いて、右側に表示されるメッセージが PatchV2適用済み と表示されていれば完了です。

5. その後

ここまでくれば、BonDriver等で使うためのデバイスの準備は完了です。
今回の記事が長くなってきたので、それらの設定は次回の記事にしようと思います。

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